一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

NIGHT HEAD

私的評価★★★★★★☆☆☆☆

NIGHT HEAD 劇場版 [DVD]

 (1994日本)

 サイコキネシスなど攻撃的な超能力を持つ直人(豊川悦司さん)、リーディングなどの超能力を持つ直也(武田真治さん)の霧原兄弟は、ある日、超能力を持つ高校生の少女・早紀枝(小島聖さん)と出会う。彼女は、自分の持つ特殊能力のせいで受けていたイジメを苦に自殺を考えていたが、その能力のせいで、逆に彼女をいじめていた少女たちの方が集団自殺してしまうという事件を引き起こし、罪の意識に苛まれていた。兄弟は早紀枝を救おうとするが、そんな彼らの前に、彼女の超能力に目をつけた“秘密組織”が放った刺客・三雲(篠井英介さん)が現れて……。

NIGHT HEAD」(ナイト・ヘッド)……それは、人間が使用していないとされている脳の容量である70パーセントの部分を指す言葉である。人間が持つ不思議な「力」は、この70パーセントの部分に秘められていると言われる。
NIGHT HEAD』(ナイトヘッド)は、1992年10月8日から1993年3月18日まで毎週木曜日24:40 - 25:10に、フジテレビ系で放送されたSF特撮テレビドラマ。全21話。超能力をもつ兄弟の過酷な運命を描き、カルト的な人気を得た。後に映画、小説、漫画、テレビゲームも製作される。<ウィキペディアより引用>


 飯田譲治さんも、どんな方か存じ上げません。ググりましたw
 ウィキペディアによると残念ながら映画監督作品は、これが初見でした。しかし、当時好きな女優さんの一人だった本上まなみさんが出演していたテレビドラマシリーズの“アナザヘブン〜eclipse〜(2000年)”を見ていたのを思い出しました。けっこう面白かったように思います。ただ、残念なことに最終回だけ見そびれて、その後も見てないんですね(苦笑)


 超能力を持つがゆえに、他者との違いに苦しむ主人公のお話は、連続テレビドラマとしては、珍しかったのでしょうか? 半年という長いクールかつ深夜枠にもかかわらず、高い人気があったようです。しかし、テレビドラマシリーズを見ていません。そのため、映画だけでは分かりづらい背景などもなくはないですが、それを差し引いても十分映画のみで楽しめる内容になっています。ただ、好きか嫌いかというだけで言うとしたら、好きではないジャンルですね。何より、霧原兄弟の運命が重すぎる。歳を重ねると、もう重苦しさが勝つ映画は、見なくてもいいかな、とか思ってしまってます。現実もそれなりに重苦しいことが増えてくるのに、せめて娯楽の時間くらいは、のほほんと過ごしたい、なんてねw
 

●原作・監督:飯田譲治 ●脚本:飯田譲治、笠井健夫