一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

電柱小僧の冒険

私的評価★★★★☆☆☆☆☆☆

SHINYA TSUKAMOTO Blu-ray  SOLID  COLLECTION 「HAZE ヘイズ/電柱小僧の冒険」 ニューHDマスター

 (1988日本)

 背中から電柱が生えている少年が、鋼鉄の吸血鬼が支配する近未来の世界へタイムスリップする。未来で電柱小僧を待っていた謎の女教師サリバ先生。電柱小僧はサリバ先生とふたり、吸血グループが制作している超大型暗黒兵器の完成を止めようと大冒険に挑む。


 塚本晋也監督がPFFアワード'88においてグランプリを受賞した作品だそうです。
 不肖ながら塚本晋也さんが、どんな方か存じ上げません。ググりましたw
 ウィキペディアによると残念ながら監督作品は、これが初見でした。しかし、出演映画作品を見ていると、あぁ、あのシン・ゴジラの間准教授か!と合点しましたw 他にも林海象監督の私立探偵濱マイクのシリーズ(我が人生最悪の時(1994年)、遥かな時代の階段を(1995年))にも出演していましたが、見直して見ないとどの役か分かりませんね。あと、さくや妖怪伝(2000年、原口智生監督)も見てました。

 作品については、ボクの感性では評価できません、というのが正直なところ。好きか嫌いかだけで★4つ付けました。エロ・グロっぽい作品は、ちょっと苦手ですw ストーリーは、そんなに面白みを感じませんが、一方で映像の方は、明らかにチープなのに、やけに凄まじい勢いを感じました。ある種、素人の映画作りにかける情念というのか、そんな陳腐な表現でくくっていいのかも分かりませんが、大学時代に見た映研の作品だとか、90年代初頭にTBS系列局で深夜番組でやってたエビ天(『三宅裕司のえびぞり巨匠天国』1991年1月12日から同年9月28日まで毎週土曜深夜に放送)のエントリー作品とかを思い浮かべました。あと、田口トモロヲさんが出演されていたのに、かなり驚きましたw
 

●監督:塚本晋也