一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

決算!忠臣蔵

私的評価★★★★★☆☆☆☆☆

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映画『決算!忠臣蔵』公式サイトより引用

 (2019日本)

討ち入りは、超お金がかかる!

 今から約300年前。赤穂藩藩主・浅野内匠頭阿部サダヲさん)は幕府の重臣吉良上野介に斬りかかり、即日切腹、藩はお取り潰しに。筆頭家老・大石内蔵助堤真一さん)は、嘆く暇もなく、幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村隆史さん)の力を借り、ひたすら残務整理に励む日々。御家再興の道が閉ざされた彼らに残された希望は、宿敵・吉良邸への討ち入り。ただそこで発覚した大変な事実。なんと討ち入りするにもお金が必要で、使える予算は9500万!

 生活費や食費に家賃、江戸までの往復旅費、討ち入りするための武具。お金はどんどん出て行くばかり…。節約する人もいれば無駄遣いする人もいて、プロジェクトは超難航! 予算が足りずに、やる気満々の浪士たちのリストラも余儀なくされる始末。どうする大石内蔵助!?

 予算の都合で、チャンスは1回! 果たして彼らは【予算内】で、一大プロジェクト【仇討ち】を、無事【決算】することができるのか!? 涙と笑いの予算達成エンタテインメント!
(映画『決算!忠臣蔵』公式サイト「STORY」より引用)

chushingura-movie.jp


 あかんなぁ…ほぼ、笑えんかったわ。てか、苦笑いしか出んかった。
 ありきたりの語り口で、どや?オモロイやろ?可笑しいやろ?可笑しかったら笑てんか?みたいな、ミエミエのあざといシナリオと演出に、よう付いて行かれんかった。

 それこそな。豪華キャストの無駄遣いはあきまへんぇ(-.-)y-., o O

 唯一、心を動かされたんは、岡村さん演じる矢頭長助の存在だけやなぁ。ボクは、たぶん長助のタイプの人間やろからなぁ。
 あと、流石の西川きよし師匠(^^)
『小さな事からコツコツと』は、テッパン過ぎてw

 まぁ、たぶん、二度と見なくてもエエくらいの作品でしたわ。


[2019.12.03追記]
 画面にチラッと映った瞬間、ゾワッと寒気が走りました。一瞬、何が起こったのか分からず、脳がパニクッてしまいました。その直後、2回目に見えた瞬間、理解しました。豪華キャストの皆さんをしれっと喰うほどのインパクトを感じさせるとは、タダ者ではありませんね。とにかく、表情が生理的に受け付けないというのは、自分のメンタルの弱さです。ゴメンなさい。そんな先長くないかもですが、強く生きようと思います^^;


●監督・脚本:中村義洋 ●原作:山本博文(『「忠臣蔵」の決算書』/新潮新書刊)