映像研には手を出すな!
私的評価★★★★★★★★☆☆
(2020日本)
行こう、最強の世界。
迷彩帽に迷彩リュックの少女・浅草みどり(齋藤飛鳥さん/乃木坂46)は、アニメが好きで、人並み外れた想像力があるのだが、見知らぬ人に話しかけられると卒倒してしまうほどの極度の人見知り。浅草の中学からの同級生・金森さやか(梅澤美波さん/乃木坂46)は長身で美脚、金儲けに異常な執着を見せるタイプだ。
2人が入学した芝浜高校は、413の部活動と72の研究会およびそれに類する学生組織がある、一言でいえばカオスな高校。この部活動および学生組織を束ねているのが大・生徒会。道頓堀透(小西桜子さん)、ソワンデ(グレイス・エマさん)、阿島(福本莉子さん)、王(松﨑 亮さん)が幹部として運営を司っている。そんな芝浜高校で、浅草と金森はカリスマ読者モデルの水崎ツバメ(山下美月さん/乃木坂46)と出会う。ツバメもまた、芝浜高校に入学してきた新入生で、実はアニメ好きでアニメーター志望だった。運命的な出会いを果たした3人はアニメ制作に邁進することを決意する。
こうして、電撃3人娘の「最強の世界」を目指す冒険が始まった!!!
(映画『映像研には手を出すな!』公式サイト「ドラマ版 STORY あらすじ」より引用)
えっとー……例によって、今はほぼ漫画読まない生活なので、原作は知りません。
テレビの実写版も、湯浅監督のアニメ版も見てません。
が、前々から気になってる作品でした。
とりあえず、めっちゃ音の響き&作りこみが素晴らしい映画でした。
元放送部でSEマニア(の、ような者ですが^^;)のボクとしては、芝浜高校音響部の百目鬼(桜田ひよりさん)が、地下室で豊富な生録のライブラリの中からSEをミックスしてる場面、ホール中に響き渡る美爆音とともに、メタメタ燃えたwww
そのシーンだけなら★10個だわ^^;
オープニングタイトルまでのくだりが、ちょっと説明的で面倒くさいなぁ、と思いつつも、映像研のメンバーが動き始めてからは、サクサクとストーリーも進んでいって、なかなか楽しく観させていただきやした。
実写にCG合成やアニメ合成して、映像研のエスカレートする妄想を実体化して見せるの、おおむね面白くって良かったんだけど、漫画やアニメなら軽~くシレッと流せるような台風のシーンだけは、実写ベースでCG合成にしちゃうと無駄に仰々しく見えちゃって、なんか違和感ぬぐえない印象でした。
登場人物たちの設定、面白いですね。
下水道部は何となくでも、上水道部はどんな活動してるんだろwwwみたいな、ユニークな部活が多すぎて、楽しすぎます。
で、ユニークな部との交流が、あとで活きてくるとか、なかなかあざといwww
映像研の3人は、全員乃木坂46のメンバーなんですね。
よく知らないんですが、齋藤飛鳥さんは、人気メンバーなんですか?
人気アイドルとは思えないほど、浅草氏の役柄、わざとらしさを感じさせない好演だったと思います。
ほかの2人もキャラにピタッとはまってて、映像研、なかなか魅力的で最強なメンバー構成でした。
機会があれば、他のメディアでの作品も見たいですな。
てか、映像研が作ったアニメ自体は、もしやDVDの映像特典とかかい?
※乃木坂46のメンバーを主役にした作品。同じ監督の作品だったのかぁ……。
vgaia.hatenadiary.org
●監督:英勉 ●脚本:高野水登、英勉 ●原作:大童澄瞳(コミック『映像研には手を出すな!』/小学館「月刊!スピリッツ」連載中)