LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門

私的評価★★★★★★★★☆☆

　（2017日本）

未熟なり、五ェ門…！

日本。
伊豆沖を進む賭博船で、襲撃された鉄竜会の組長を救ったのは、若き用心棒・石川五ェ門（声：浪川大輔さん）だった。だが直後に大爆発が起こり船が大破。組長も命を落とす。爆発の原因は斧を武器に使う大男だった。一旦は男を追いつめた五ェ門だったが逃げられてしまう。一方、賭博船から金を奪うことに成功したルパン三世（声：栗田貫一さん）と次元大介（声：小林清志さん）、峰不二子（声：沢城みゆきさん）は、洋上のボートからその様子を目撃する。

“バミューダの亡霊”
―大男はそう呼ばれていた。かつて戦場で2,000人を殺戮した兵士でコードネームはホーク。なぜそんな男が日本にいるのか？　公安の銭形警部（声：山寺宏一さん）はホークの足取りを追う。
そして、組長の葬儀の場で、裏切り者の汚名を掛けられた五ェ門も、その屈辱を晴らすためホークを追うのだった。

その頃、ルパンたちは、伊豆山中のアジトで、札束を前に祝杯を挙げていた。そこに突如ホークが現れる！　ホークの目的はルパン、次元、不二子の処刑であった。アジトを脱出したルパンたちの車とホークのバイクが激しくチェイス。と、いきなり巨木が倒れかかってくる！
巨木の上に現れたのは、ホークを仇と追う五ェ門だった。
「助太刀無用！」
そう言い放つ五ェ門。ホークとの死闘が始まる。
だが―‼

（映画『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』公式サイト「STORY」より引用）
www.lupin-3rd.net

　PG-12指定、大人のエンターテインメント作品。
　テレビシリーズのような、度の過ぎたおふざけコメディ要素は一切無し。
　ハードで危険なヤツらの、本来の姿をクールに描いたアクション＆クライムサスペンス第2弾。

　若き日の石川五ェ門が、孤高の最強剣士として覚醒する。
　同じく若き日のルパンとの邂逅が、その後の危険に満ちた大いなる旅路の始まりを予感させる。
　とにかく、五ェ門とホークのふたりが、バッサバッサと手当たり次第に斬りまくる。いや、ホークの方は〝伐りまくる〟の方が合ってるか？www
　まぁ、正直言って、爽快感よりエグさを感じるワケだが、ここでも言えることはたった一言。

　So COOL！

●監督・演出：小池健　●脚本：高橋悠也　●クリエイティブ・アドバイザー：石井克人　●音楽：ジェイムス下地　●原作：モンキー・パンチ　●アニメーション制作：テレコム・アニメーションフィルム