一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

任侠学園

私的評価★★★★★☆☆☆☆☆

任侠学園 (特装限定版) [Blu-ray]

 (2019日本)

義理と人情を重んじる組長に振り回され、経営不振に陥った私立高校の立て直しを命じられたヤクザたちの騒動を描く。今野敏の人気小説を西島秀俊西田敏行W主演で映画化。

 困っている人は見過ごせない義理と人情に厚すぎるヤクザ“阿岐本組”。社会貢献に目がない組長(西田敏行さん)は後先考えずに厄介事を引き受けてしまい、ナンバー2の日村(西島秀俊さん)は振り回されてばかり。そして今回、日村が組長に命じられたのは、経営不振に陥った私立高校の立て直し。学校には嫌な思い出しかない日村は気が進まずも理事として学校に乗り込むが、そこにいたのは無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の教師たちだった。
WOWOWの番組内容から引用)

 社会貢献好きなヤクザの組長が次から次へと厄介事を引き受けてしまい、その都度人助けに奔走するはめになる子分たちの困惑と騒動を描いた人気小説「任侠」シリーズの第2作を映画化した人情コメディ。昔気質の組長役をベテランの西田が、切れ者だが組長に振り回されてしまうナンバー2役を西島が好演した。自身は勉強嫌いで中学までしか出ていなかったナンバー2が理事として学校に乗り込み、無気力な生徒たちや事なかれ主義の教師に活を入れていくさまが痛快だ。共演は伊藤淳史葵わかな葉山奨之など。
WOWOWの公式サイトから引用)


 まぁ…ありがちっちゃありがちだし、予想も超えないし、サプライズもない代わりに、安心して笑える安定の任侠モノ人情コメディかな? とは言いつつ、どっちかと言うと、シリアスに寄せてるところも感じるので、ドラマ部分はしっかりしてるんでしょう。

 クライマックスでの西田親分の啖呵は圧巻。さすがの大ベテラン。これは一見の価値あり。
 若手では、葵わかなさん、葉山奨之さん、好きな俳優さんが出演されてたんだけど、イチバン「おっ!」と思ったのが、桜井日奈子さんの暴走(?)だったよね。なかなかイイ感じに頭に血が上ってまってます。彼女、演技上手くなってる? だとイイな。


※こっちのセンセイの大仰な啖呵は、歌舞伎の大見得を切るさまのようで、あからさまにコメディに寄せてるカンジ。まぁ、振り切ってて、爽快ですらありますが^^;
vgaia.hatenadiary.org

●監督:木村ひさし ●脚本:酒井雅秋 ●音楽:末廣健一郎 ●原作:今野敏(小説『任侠学園』/実業之日本社刊)