旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ
私的評価★★★★★★★☆☆☆
(2009日本)
動物たちの、野生のありのままを再現しようと試みた『行動展示』で有名になった、北海道の動物園の再生物語。
原案の小菅正夫さんは、舞台の旭山動物園の元園長さん。
原作本は読んでいませんが、廃園寸前からV字回復を果たした再生の物語は、ほぼ事実をなぞっているそうです。
動物たち、そして飼育に奮闘する園の職員たち、何かしら「美しい」と言う言葉が当てはまるような、慈愛に満ちた作品。
エキノコックスという災厄に見舞われるなど、シビアな状況もありながら、園長の西田敏行さんを始め、中村靖日さん、前田愛さん、長門裕之さん、六平直政さん、塩見三省さん、岸部一徳さん、柄本明さんなど、ステキな俳優さんたちを豪華に配した飼育係に囲まれた動物園の物語は、ベタだけどほろりとさせられる群像人情劇に仕立てられています。
本作の感動を共有するには、実際に動物園に行ってみないといけませんかね?
いまだに北は長野-北関東3県までしか行ったことがありませんが^^;