一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い(The League of Extraordinary Gentlemen)

私的評価★★★★★★☆☆☆☆

リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い ( 初回出荷限定価格 ) [DVD]

 (2003アメリカ/ドイツ)

 ときは19世紀末の1899年。ネモ船長、大人になったトム・ソーヤー、ジキルとモルグ街の殺人を犯した(?)ハイド、透明人間にヴァンパイアと、あらゆるジャンルのヒーローが集結して、ヨーロッパに沸き起こった世界大戦勃発の陰謀に立ち向かう、というお話です。


 なんだか、怪しげです。怪しげだと思いながら見始めたら、けっこうあっさりとハマッてしまいました。原作はコミック本だそうです。

 まず、いきなり夜のロンドンの街を切り裂く謎の装甲戦車の登場で、ほぉーっとなります。続いて、ドイツ。飛行船のドックを襲う一団が、捕鯨船で使う銛のような武器で飛行船を貫き、大爆発を起こします。まぁ、ストーリーはともかく、VFX映像のすさまじさに感心しますね。ネモ船長の悪夢と言われた潜水艦「ノーチラス号」の雄姿なんか、大画面向きの迫力映像です。ベニスの街の爆弾の連鎖的爆発のシーンなんか、見ていてかなりのめりこみますね。

 ストーリー的には、西部劇の名作“荒野の七人”のように、ヒーロー集めが前段で続き、ベニスの破壊を食い止めるヒーローたちの活躍、そして裏切りと潜水艦の破壊、というところまでノンストップで「これでもか、これでもか」という感じで見せてくれます。潜水艦の修復で小休止したあと、後半、それぞれのヒーローがそれぞれに活躍するシーンが続いて、ちょっと散漫な印象を受けますが、敵の正体を知ったときには、再び、ほぉーっ、そうきたかぁ…となりますね。

 主役のアラン・クォーターメイン(ショーン・コネリーさん)は、日本人には馴染みがないんじゃないですかね? ボクは知りませんでしたが、“キング・ソロモンの秘宝”の話がでてきたりするので、有名な冒険家(ネモ船長はハンターと紹介していました)なんでしょうね? あと、俳優さんたちも、ショーン・コネリーさん以外は、馴染みがありませんでした。

●監督:Stephen Norrington ステファン・ノリントン