一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

アベンジャーズ(The Avengers)

私的評価★★★★★★★★☆☆

アベンジャーズ [DVD]

 (1998アメリカ)

 気象を自由に操る天才科学者サー・オーガスト・デ・ウィンター(ショーン・コネリーさん)の陰謀に立ち向かう政府の極秘情報機関ミニストリーの諜報員ジョン・スティード(レイフ・ファインズさん)と気象学者のエマ・ピール(ユマ・サーマンさん)の活躍を描いたスパイ・アクション映画。


 60年代のイギリスの人気テレビ番組の映画化だそうで、大仰なテーマ曲の雰囲気といい、確かに60年代のテイストが随所に散りばめられた、面白い作品でした。

 ストーリーは、こういったスパイ映画の王道といったストレートな起承転結で展開し、小難しい理屈に煩わされること無く楽しめました。ショーン・コネリーさんが出てくるスパイ映画というと、どうしても007シリーズを思い起こしますが、ストーリーの雰囲気的にはバットマンやスパイ・キッズの方が近いかも(笑)。そう、なんとなくアメ・コミ的なんですよね。

 ユマ・サーマンさんは、大柄でキツめの顔で、あんまり好きじゃないタイプの女優さんなんですが、本作ではけっこう美人に映ってます。といっても二役なので、相変わらずボディスーツで激しいアクションをするような役柄でも登場するんですが…。とりあえず、スッキリした60年代のファッションがかわいかったです。特にピンクのワンピとブーツの組み合わせがキュート!でした。

 レイフ・ファインズさんのスティード役、当初はメル・ギブソンさんが演る予定だったとか…レイフ・ファインズさんで良かったんじゃないかな? メル・ギブソンvsショーン・コネリーは、あまりにコッテリし過ぎていて、見ている方が胸焼けしそうです。この映画のキーワード「スタイリッシュ」にも、メル・ギブソンさんはちょっと当てはまり難い気がしますし…。

 リーグ・オブ・レジェンド黄金の七人がお好きなら、楽しめると思います。

●監督:Jeremiah S. Chechik ジェレマイア・S・チェチック