一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

下妻物語

私的評価★★★★★★★★★☆

下妻物語【Blu-ray】

 (2004日本)

「告白(2010)」の中島哲也監督の出世作で、深田恭子土屋アンナが共演。茨城県下妻市で出会った、ロリータファッションの美少女と豪快ヤンキー娘の熱い友情を描く。

 田んぼが広がる下妻市。17歳の桃子(深田恭子さん)は、さらにヤンキー指数が高い関西の町から下妻に引っ越してきたことを喜ぶ。電車に約3時間乗れば、大好きなロリータ服ブランドの店がある代官山に行けるのも吉だ。桃子は新居で、父親(宮迫博之さん)がかつて商売にしていた有名ブランドの模倣品を売り始めるが、そこに地元暴走族の17歳の少女イチゴ(土屋アンナさん)が顔を見せる。地元のはみ出し者同士、いつしか友情で結ばれていく2人だったが、イチゴに非常事態が……。
WOWOWの番組内容から引用)


 たまたまWOWOWで放送してたので、13年ぶりに鑑賞しました。

 やはり、深田恭子さんと土屋アンナさんの役柄が、ビタッとハマッてて、まったく出会うはずもない濃ゅ~いキャラの二人の人生がクロスするとき、すさまじいスパークが飛び散って、スカーッと胸が空く思いがする痛快な厚い友情物語が生まれるという、とってもステキな映画。

 以前観たときは『胡散臭いほどに奇妙なハイテンションが支配する映画』と書きましたが、自分が歳を重ねても、そのギャグ連発的なテンションの高さに違和感を感じなかったのが、なんとも不思議です。たぶん、桃子とイチゴの関係性、人付き合いが上手くできない二人のそれぞれの心情の変化などが、丁寧に描かれているので、ストーリーに入りやすいせいかな、と思いました。
 今回も、観終わったあとの、爽快感が、たまりませんでした!!


※13年前の感想。歳を重ねても心に響く力強さがあるよね。
vgaia.hatenadiary.org


●監督・脚本:中島哲也 ●原作:嶽本野ばら(小説『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』/小学館小学館文庫刊)