木更津キャッツアイ 日本シリーズ
私的評価★★★★☆☆☆☆☆☆
(2003日本)
余命半年と宣告された青年“ぶっさん”を主人公に、彼を取り巻く人間模様を軽快なタッチで綴った宮藤官九郎脚本の人気ドラマの劇場版。
21歳にして余命半年と宣告された青年ぶっさん(岡田准一さん)。ところが、半年を過ぎても彼は友人たちとつるんで相変わらず野球とビールに明け暮れる毎日を送っていた。そんなある日、“キャッツ”の面々は、人気バンド氣志團が出身地の木更津で開催するロックフェスティバルに前座で出場することになる。早速気合いを入れて曲作りに取りかかる彼らだが、その一方、彼らは思いがけず偽札作りの陰謀にも巻き込まれるはめになってしまい……。
(WOWOWの番組内容から引用)
『下妻物語』に続けて、またまたWOWOWで放送してたので、14年ぶりに鑑賞しました。
やはり、テレビ的だなぁ、という印象が拭えなかったですねぇ。
テレビシリーズからの流れを受けた〝内輪ウケ狙い〟な構成に、テレビで見てなかったボクは、軽い疎外感を覚えました。
クドカン脚本、金子さんの演出の番組では『池袋ウエストゲートパーク』シリーズを楽しませていただいてるんですが、こちらは堤幸彦さんがメインの演出ですし、ストーリーも案外根っこにシリアスな物語が仕込まれてるので、ハッチャけたおふざけがあっても、全体を通して見ると、リアリティを感じられたんです。
まったく面白くなかったと感じた14年前よりは、多少楽しめたところもあったんですけど、やはり、シュールな展開を仕込まれると、どうもハチャメチャ過ぎて、正直しんどい部類の作品と感じちゃいます。
映画じゃなく、テレビのスペシャル編でイイんじゃないかという気がしますねぇ。
『人生は、一瞬の花火。毎日が祭りのようであっても、案外〝普通〟なのかも知れない。』……なんてこともないか^^;
どんな作品でも、さりげなく存在感を示す薬師丸ひろ子さんの演技に敬意を表して、前回より★3つプラスしておきます。
※14年前の感想。サイテーの評価ですねwww
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