ゴジラ×メガギラス~G消滅作戦~
私的評価★★★★★☆☆☆☆☆
(2000日本)
う〜む、1年でCG合成がずいぶん進化したようです。とりあえず前作で気になった重量感のないCGゴジラの行進はないようなので安心しました。たぶんCGではないと思うのですが、メガニューラ(巨大なトンボの先祖)の幼虫メガヌロンが渋谷のビルを登るシーンは、生物感がない、ぎごちなく宙を浮いている感じの操演で残念でした。しかし、メガニューラが集団で飛行するCGは、よくできていたと思います。飛行シーンも含めて、本作のメガニューラのCGは、昆虫っぽさが細部にまで出ていて、よかったです。でも、CGの使いすぎは、やっぱり気になりますね。
ストーリーもなかなか良かったです。宇宙怪獣オルガより、古代昆虫メガギラスの方が、ゴジラの敵らしくっていいと思います。ゴジラを消滅させる兵器のアイディアもけっこういいんじゃないかな?
本作から、ゴジラと戦う女性自衛官がヒロインになるシリーズが始まります。本作のヒロインは田中美里さん。むちゃくちゃスタイルかっこいいですけど、声がキンキン響くのが好きになれないですね。滑舌もよくないので、微妙にカミそうになるのが聴きづらいです。残念。
相変わらず、ミレニアムゴジラの正面の顔はブサイクです。あと、ゴジラの着ぐるみは柔軟性がないので、大地に倒れた状態から起き上がるシーンは、異様です。明らかにピアノ線かなんかで引っ張り起こしてます。動物はそんな立ち上がり方をせん、と、文句のひとつも言いたくなるのですが、着ぐるみ特撮の限界ですかね?