大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
私的評価★★★★★★★☆☆☆
(1967日本)
富士山が噴火し、ガメラが火口に飛び込んだことから、調査団がヘリコプターで現地に向かう。麓の高速道路予定地の山中で、緑色の怪光を放つエリアが発見され、そこから発せられた超音波により、調査団のヘリコプターは真っ二つに切断され、墜落する。高速道路建設に反対する村長の孫が、緑色の怪光を放つ洞窟で発見したのは、大怪獣ギャオスだった。
村長の孫の少年が、主役?
この作品は、明らかにガメラ=子どもの味方みたいな位置付けになってきているように感じます。終わりに子どもの合唱による主題歌まで流れて、明らかに子ども向けを意識した作品作りと言えるでしょう。しかし、大人の鑑賞にも堪える、娯楽作品に仕上がっていると思います。怪獣の着ぐるみも、チャンピオンシリーズのゴジラなんかに比べて、ずいぶん出来がいいと思います。
特撮、ミニチュアと人間の合成、すばらしいですね。ヘリに搭乗する空港のシーンに、痛く感心しました。大映特撮、侮れません。
●監督:湯浅憲明 ●脚本:高橋二三 ●特撮:藤井和文 ●操演:金子芳夫