一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

ウルトラマン怪獣伝説-40年目の真実-

私的評価★★☆☆☆☆☆☆☆☆

ウルトラマン怪獣伝説-40年目の真実- [DVD]

 (2005日本)

 科学特捜隊(科特隊)のキャップだったムラマツ(=村松敏夫:小林昭二さん)の没後10年の節目に、当時の科特隊メンバーたちは1通の招待状を受け取り、ムラマツの家に次々と集まって来ました。始めに集まったイデ(=井手光弘:二瓶正也さん)とフジ(=富士明子:桜井浩子さん)が、当時の思い出話に花を咲かせているうち、2人はある疑問に思い至ります。それは、『ウルトラマンの正体は、ハヤタ(=早田進:黒部進さん)隊員だったのではないか?』という疑問でした。そこへハヤタとアラシ(=嵐大助:石井伊吉/現・毒蝮三太夫さん)が遅れて到着し、それぞれがこの話題を検証すべく、当時の思い出を語り始めました。

 金子修介監督が、40年ぶりに集まった科特隊メンバーによる後日談を、新たに撮ったという触れ込みでオリジナルDVDを売り出したので、慌てて予約して買ったのですが、少し趣向を変えた単なる“総集編”でした。別に、後日談の部分に劇的な展開はなく、当時のメンバーが、歳をとって顔を揃えたというだけの話。正直、ウルトラマンのマニアでも、この内容は許せないんじゃないかと、そんな思いに駆られました。“新作”じゃないじゃん…。

 最近、金子監督はウルトラQダークファンタジーを始め、ウルトラマンマックスなど、円谷作品の監督を手がけてらっしゃいますが、イマイチその仕事の成果に、不満を感じています。そんなことないですか?

●監督:金子修介