一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

007/ロシアより愛をこめて(From Russia with Love)

私的評価★★★★★★★★★☆

ロシアより愛をこめて [Blu-ray]

 (1963イギリス)

 ソビエト情報局のクレッブ大佐(ロッテ・レーニャさん)は、情報局の部下タチアナ・ロマノワ(ダニエラ・ビアンキさん)に暗号解読機『レクター』を持たせ、英国諜報部員ジェームズ・ボンドショーン・コネリーさん)の手引きでイギリスに亡命するよう命じた。何も知らないロマノワは命令に従い、イギリス情報局トルコ支局長のケリム・ベイ(ペドロ・アルメンダリスさん)を通じてボンドに近づき、レクターを持ってオリエント急行に乗り込むが、その列車には、犯罪組織『スペクター』の刺客・グラント(ロバート・ショウさん)が同乗していた。実はクレッブは犯罪組織『スペクター』の幹部で、レクター強奪とボンド暗殺を企て、ロマノワをボンドに接近させたのだった。


 2006年11月22日発売の<アルティメット・コレクション>から特典ディスクを省いた廉価版である<デジタルリマスター版>これを買ったのが2007年9月

 LDで製作されたTHX版のDVD化である<特別編>これを買ったのが、たぶん2001年5月

 つまり、ブルーレイ化に当たって3枚目の購入です。
 それだけ好きな作品なんですが、<特別編>を買ったときには、画質の悪さに、かなりがっかりしました。ついでに言うと、日本語吹替も収録されていないし、父親と見るにはしんどいソフトだったのですが、<デジタルリマスター版>になって、劇的な画質のリフレッシュにまず驚き、日本語吹替版が、若山弦蔵さんの新録音で完全に作り直されていたのが感激でした。月曜ロードショー放映時から30年も経っているのに、渋い声は健在でした。

 で、今回のブルーレイ化ですが、おそらくデジタルリマスターしたときに、すでにHDマスターを作成していたんでしょうね。画質は向上したのでしょうが、ソフト的には同じような構成でした。今回は『ユア・アイズ・オンリー』と『サンダーボール作戦』との3枚セットを買ったのですが、『サンダーボール作戦』だけは、冒頭にドミノがオフィスに戻ってくるシーンで、右下に少しフィルムのキズのようなノイズが入るのが気になりました。<デジタルリマスター版>には見られなかったので、製作上のミスでしょうかね?

●監督:Terence Young テレンス・ヤング