一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

ブカツ道

私的評価★★★★★★★★☆☆

ブカツ道 [DVD]

 (2010日本)

 映画『武士道シックスティーン』に合わせてWOWOWで放映された青春オムニバス“部活”ドラマ全五話。

第一話 『桜の園』(演劇部)
 たった一人の演劇部員・美枝(成海璃子さん)が放課後に舞台劇『桜の園』の練習をしているところへ、どこかヘタレで軟弱そうなサッカー部の男子(冨浦智嗣さん)がやってきて、部室の窓越しに声をかけてきた。二人は台本の読み合わせをしながら、心を通わせ始めた…。

●監督・脚本:古厩智之


第二話 『お茶の薫り』(茶道部
 同級生の男子(濱田岳さん)に誘われて、たまたま参加した茶道部のお茶会で、小川菜々(北乃きいさん)は一字違いの先輩女子・小山菜々(高木古都さん)と出会う。お茶会での小山先輩の所作に、内心強烈な憧れを抱いた菜々は、そのまま茶道部に入部し、先輩の行動を真似し始める。やがて、小山先輩の卒業の日がやってきて…。

●監督・脚本:永田琴


第三話 『練習とか面倒だし。』(まっすぐベースボール部)
 「まっすぐベースボール」という名の4人野球に賭ける熱血監督(成海璃子さん)とヤル気ゼロの男子部員たち。実際の上田千曲高校放送芸術同好会制作の自主映画を、プロの監督・犬童一心さんがリメイクするという意欲作?

●監督:犬童一心


第四話 『しあわせの味』(家庭科部)
 数学者の父(村杉蝉之介さん)が、母(古村比呂さん)の作る食事を学問の片手間に食べることに反発していた娘(北乃きいさん)。母が急死したあと、親子関係はぎくしゃくとするが、ある日突然、学問に明け暮れるばかりの父が、厨房で料理を始める。それは父が、母に必ず作ってもらうようリクエストしていた厚焼き卵だった。基本すら知らない父の料理を見かねた娘が、協力して卵を焼くことになったが、なかなか母の味を再現することができない。そんなとき、父が意外な行動に出て…。

●監督:古厩智之 ●脚本:いながききよたか ●音楽:上田禎


第五話 『パシュっとな!』(弓道部)
 タイムリミットは30分! 書道部の男子・加藤(田辺季正さん)に密かに恋する弓道部のハル(成海璃子さん)の前に、突然現れた自称・弓道の神様(ミッキー・カーティスさん)が、『当たれば誰でも好きになる矢』をハルに手渡す。大好きな加藤くんを追いかけて、学校中を駆け回り、矢を射るタイミングを計るハルだったが、タイムリミットの日没が迫って…。人気俳優の沢村一樹さんの監督デビュー作。

●監督:沢村一樹 ●脚本:山咲藍


 第一話は、最後のオチが、なかなかおもしろい。
 第二話は、先輩に憧れる女子の心の動きが、妙にドキドキしてしまいます。
 第三話は、まぁ、感想なしでw
 第四話は、懐かしい味を再現するくだりが、泣けますね。
 第五話は、神様で出てくる設定はハチャメチャですが、意外とストレートに青春してます。