一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)

私的評価★★★★★★☆☆☆☆

劇場版 名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)(Blu-ray Disc)

 (2005日本)

 太平洋上を航海する豪華客船内で殺人事件が起こり、船に乗り合わせた江戸川コナン(声:高山みなみさん)と毛利小五郎(声:神谷明さん)が捜査に乗り出す。15年前に起きた謎の海難事故に端を発し、過去の事件と現在進行形の事件とが複雑に絡み合い、捜査は難航する。コナンの推理により一旦は犯人を突き止めることができたかに見えたが、その矢先、客船に仕掛けられた爆弾が次々と爆発し、船内はパニックに……。コナンの推理の上を行く真の犯人の正体、そしてその人物の動機は一体?


 TVアニメ〝名探偵コナン〟の劇場版第9弾。

 引き続き、昨年夏のWOWOWでの劇場版シリーズ20作連続放送を録画したものを見返しております。

 前作『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』から監督が変わりましたが、なんか映画の雰囲気も変わりました。前作のレビューは書く気がしませんでしたので、飛ばしていますw
 前作からクライマックスのアクション・シーンが、妙に大げさになってきた気がします。というか、この後、もう次々とエスカレートしていくと思うんですけど、監督が変わったこともきっかけの一つでしょうか?

 過去の事件と現在の事件の絡みが、イマイチ腑に落ちませんでした。というか、1回見ただけでは、なんかよく分からなくて、何回か見直したけど、結局、ふ~ん、重大な事故が起きた割に、なんか描かれ方が薄っぺらいな、と感じましたし、実行犯と真犯人の関係性やそれぞれの思惑も結局うまく理解できませんでしたので、なぜそんな展開で事件が起こったのか、腑に落ちなかったのです。お話がうまくこなれていないというか、それは、シナリオのせいなのか、演出のせいなのか、はたまたボクのアタマが悪いからなのか、どうなのか?

 ツッコミどころは多々ある気がしましたが、いくつか。
 実行犯を追跡するのにモーターボートに乗り込むコナン。それに追随する少年探偵団たち。灰原さん、中身が大人のアナタが、子どもたち(永遠の小学1年生!)のそんな危険な行為を止めないとか、ありえんでしょう?
 相変わらず、蘭(声:山崎和佳奈さん)が最後を引っ掻き回しちゃってるんですけど、今回のは、なかなかありえないわ。なんで、高々そんな理由で、命を落としかねないそんな大迷惑な行動とった?
 最後の最後にレスキューされるシーンの一連の流れは、ほぼありえませんwww無理筋、通しちゃってます。
 なんかこう、スッキリしないなぁ^^;

 今回、見所は、「小五郎のおっちゃん、ヤルじゃん!」に尽きますね。この一言を書き残したくて、本作のレビュー書いたようなモンですわ^^;


●監督:山本泰一郎 ●脚本:古内一成 ●原作:青山剛昌 ●主題歌:ZARD「夏を待つセイル(帆)のように」