一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

屍人荘の殺人

私的評価★★★★★★★★☆☆

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映画『屍人荘の殺人』公式サイトより引用

 (2019日本)

浮かび上がる15人の容疑者(クセモノ)たち。犯人は何者?

 神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲(神木隆之介さん)と明智恭介(中村倫也さん)は学内の事件を推理する自称【ホームズ】と【ワトソン】。しかし葉村はミステリー小説オタクなのに全く推理が当たらない万年助手。事件の匂いを嗅ぎつけては首を突っ込む会長の明智に振り回される日々を送っていた。そんなある日、2人の前に剣崎比留子(浜辺美波さん)という謎の美人女子大生探偵が現れ、ロックフェス研究会の合宿への参加を持ちかける。部員宛てに謎の脅迫状が届いたこと、去年の参加者の中に行方知れずの女子部員がいることを伝え、葉村と明智の興味をひく。3人が向かった先は山奥に佇むペンション【紫湛荘(しじんそう)】。そこに次々と現れるクセモノだらけの宿泊者。しかし葉村たちは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、立て篭りを余儀なくされる。一夜が明け、ひとりの惨殺死体が発見される。それは死因もトリックも全てが前代未聞の連続殺人の幕開けだった――
(映画『屍人荘の殺人』公式サイト「STORY」より引用)

shijinsou.jp


 堤組らしい、ブラックユーモアたっぷりなミステリー映画。

 かなり特異なシチュエーション下で起きる〝嵐の山荘型〟連続殺人事件は、たぶん目新しいんだと思う(ボクが知らないだけだろうけど)。奇を衒っているような気もするが、ちゃんと合理的な解決を見せてくれるので、ミステリーとしての体裁は崩れていないんだろうと。

 よく観ていると、初見でも途中で犯人は分かる。明智君に分かるくらいだから(いや、ホントに分かっていたのかは怪しいのだが)、確かに不審な点にいくつか気づくよう、演出もされている。ただ、殺害方法は奇想天外、アッと言わされた。

 そして、最後はブラックユーモアと言ってイイのか困惑してしまったんだが、そ、そ、それで終わり?!ってか?

 さすが、木村ひさし監督だわ^ ^;


 それにしても。浜辺美波さんは、超絶かわいい。罪作りな?!かわいさだ^^;


※木村ひさし、蒔田光治と言えば、〝トリック〟シリーズですよねぇ。
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●監督:木村ひさし ●脚本:蒔田光治 ●原作:今村昌弘(小説『屍人荘の殺人』「第18回本格ミステリ大賞」「2018本格ミステリ・ベスト10 第1位」「このミステリーがすごい!2018年版 第1位」「週刊文春 2017年ミステリーベスト10 第1位」/創元推理文庫刊)