一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

サンダーバード(2004年劇場公開版)(Thunderbirds)

私的評価★★★★★★☆☆☆☆

サンダーバード (2004年劇場公開版) [DVD]

 (2004アメリカ)

 うーむ、SFアクション映画もネタ不足で、往年の人気テレビシリーズ、しかもスーパーマリオネーションという人形劇を実写版で復刻とゆー映画です。

 実写版でも国際救助隊の活躍するシーンは感激しますね。特に、1号・2号の登場するシーンは、子どものころのワクワク感を思い出します。

 ストーリーに散りばめられた小道具・小ネタもメリハリ利いてて、楽しいです。

 レディ・ペネロープのピンク・コレクションも徹底してて、笑えます。パーカーのほっぺまで異常にピンクなのが、かわいいです。声が黒柳徹子さんでなくてよかった(^^;)。

 しかし、基本的に、親子で楽しむ映画でしょうねぇ。スパイキッズ・シリーズなんかに傾向は似てます。主役はあくまで、高校生のアランたち…ブレインズの息子が同級生という設定で出てくるけど、年齢的にもっと幼く見えるのがより一層子ども向けっぽいですね。死人が出ることもないし、そのあたりは安心して見ることができます。

 何より、悪者の目的が「世界征服」でなくて、大掛かりだけど、所詮「銀行強盗」というところが、情けなくって、子どもにも分かりやすくていいかも。

 悪者の、マジにやってるけど、間抜けな具合なんかも、大人向けの映画だとちょっと緩い感じしますよね。ま、子ども向け映画なんだから、噛み付いてみても大人気ないとゆーことです。

 この映画、妙に原色が際立つ色合いです。スパイキッズほど解像度は悪くないですけど、作り物っぽいですよね。最近のCG満載の映画は、みんなこういう傾向なのかな?

 いずれにしても、分かりやすい映画で、大好きです。



 追記:日本語吹替版を続けて見て驚きました。V6の日本語吹替版用の主題歌がエンディングで流れてきました。まったくのオリジナルのようです。

●監督:Jonathan Frakes ジョナサン・フレイクス