ガメラ 大怪獣空中決戦
私的評価★★★★★★★★☆☆
(1995日本)
「トキはヒトを喰いませんよ。」
どうでもイイ話ですが、このセリフを吐いた伊原剛志さんは、私と生年月日が同じです。同じ日に生まれた、というワケです。その後、ずいぶん見かけに差がつきましたが…^^;)
あだしごとはさておき…
もう、何回見たか覚えてないです。面白い!
初見で驚かされたのが、怪獣の造型の生々しさです。日本特撮の伝統芸「着ぐるみ+ミニチュア」による撮影は、ここまで進化したのか、と感心したものです(もちろん、CGも導入されてますよ。ただ、あくまでCGは控えめです)。ギャオスの質感、翼をちゃんと羽ばたかせて飛ぶ様子、そして真ん中からポッキリ折れた東京タワーに巣をかけた禍々しいシルエットは圧巻です。
この作品は、クライマックスの戦闘が昼間の東京を舞台にしているんですが、ミニチュアと実写の繋ぎがなかなか巧みで、タイトルどおりの「空中戦」のスピード感も手伝って、結構リアルに見えます。昼間の市街地をミニチュアで見せるのは、結構シビアだとは思うんですが、折れた東京タワーを中心にした引いた画でも、自然光が当たっているような照明で感心しました。初見で知らずに見たら、ミニチュアと気づかないかも知れません。これは、次作の札幌や仙台のミニチュアの画にも生かされています。
※購入したのはBOXセットでした。
- 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
- 発売日: 2001/03/23
- メディア: DVD