ガメラ2 レギオン襲来
私的評価★★★★★★★★☆☆
(1996日本)
こちらも、もう、何回見たか覚えてないです。やはり、面白い!
前回の作品と違って、夜の戦闘シーンがメインです。「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」でも思ったのですが、金子監督の夜景は全般に暗いです。というか、不自然な明かりがないのだと思います。それがミニチュアにリアルさを加えている要素のひとつなのでしょう。敢えて街の明かりの少ない地方都市を舞台にしたクライマックスの戦闘シーン、前半のレギオンを自衛隊の戦闘機が追尾してミサイルを打ち込むシーンは、暗すぎて液晶プロジェクターには少々辛いものがあるのですが、妙にリアルな(?)感じを受けます。
そうそう、自衛隊ね。
怪獣特撮映画にはよく「正義の味方」として出てきますよね(ときどき架空の組織「防衛軍」などと名前を偽って登場する映画もありますが…)。この映画は、冒頭から自衛官の役で永島敏行が登場し、ほぼ全面的にドラマを仕切ります。内閣官房長官による自衛隊の「防衛出動」発表のシーンから、「有事にはこんなことになるんだよ」みたいな話がテレビニュースを交えて展開します。レギオン迎撃体制を敷くために、足利市方面に戦車隊を配備する件なんかは、結構長回しで映ってます。クライマックスの戦闘シーンは、自衛隊の戦闘指揮の様子が繰り返し映されます。エンドクレジットを見たら、自衛隊の部分がどーんと塊で入ってます。なんだか、冷静に考えたら、ちょっと不気味な映画です。
それにしても、ガメラの最終兵器には、あっと言わされますよ、きっと。
そんなんありか〜ってね。
※購入したのはBOXセットでした。
- 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
- 発売日: 2001/03/23
- メディア: DVD