一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

免許がない!

私的評価★★★★★★☆☆☆☆

免許がない! [DVD]

 (1994日本)

 映画スター南条弘(舘ひろしさん)は、車の免許を持っていませんでした。映画の撮影中に共演の夕顔ルリ子(五十嵐淳子さん)に車の運転ができないことがバレてしまい、南条は撮影を中断し、免許を取りにいくと、宣言してしまいます。そして3週間の免許合宿に参加しますが、そこで南条を待ち受けるのは、一癖も二癖もある個性的な指導教官たち(西岡徳馬さん、片岡鶴太郎さん、墨田ユキさん、など)でした。果たして約束の3週間後までに南条は免許を取得し、撮影に無事復帰できるのでしょうか…?


 映画は1994年ですが、テイスト的には80年代後半を思わせるものがあります。エキストラなんかのヘアスタイルだったりファッションだったり、なんか懐かしい感じです。だいたい軽佻浮薄なノリ自体、80年代的ですよね。時代的にはバブル崩壊後なワケですが、なぜかバブルの象徴であるかのごとく誤解されている“ジュリアナ東京”のお立ち台ギャルみたいな3人組も出てきます。ちなみにジュリアナ東京はこの映画の年の夏に閉店していますが、マスコミで話題になったのは、バブル崩壊直後、むしろバブルの残り火みたいな感じでしょうかね? んな分かった風なこと書いてても、ボク自身は行ったことないですし、テレビで見る以上に興味はなかったんですけどね。

 ま、なんてことのないコメディなんですけどね。車の免許を取ったことのある方にとっては、懐かしくもあり、共感できるところも多々あり、で、笑えるとは思います。でも、それだけ。特別な感慨はないですよ。もう、先も見え見えだし、小ネタも別に爆笑するようなものもないですし、ね。ただ、安心して見てられるようなオーソドックスな作りなので、ちょっとくたびれたときに、脱力してボサット見るぶんにはオススメかもしれません。

 このDVDを買った理由は、墨田ユキさんが出演していたことが一番の理由だったりします。知っている方は知っている、以前にはAVにも出演経験のある方ですが、お顔がちょっと好みなんです。とゆーか、昔好きだった女性に似ているのです。とっても個人的な理由でして、オススメする理由ではありません。

●監督:明石知幸 ●脚本:森田芳光