一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

探偵事務所5”~5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語~B File「522失楽園」

私的評価★★★★★★★☆☆☆

探偵事務所5”~5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語~B File「522失楽園」 [DVD]

 (2005日本)

 ということで、続編を。

 事件は探偵591(成宮寛貴さん)が目星をつけていた楽園“カイン美容外科”を、何年も前から調査していた探偵522(宮迫博之さん)の物語として描かれます。

 宍戸瞳(貫地谷しほりさん)が前作に続いて登場し、カイン美容外科に看護師として潜入、行き過ぎた調査の途中で予想どおり大ピンチに陥り、事件を引っ掻き回してしまうという展開に。

 同じくカイン美容外科に潜入調査で送り込まれたモリヤマに、永瀬正敏さんが登場します。こりゃまた、ごっつぉですね。ははは。

 前作でも591を助けた、どんなカギでも開ける鍵屋の錠(矢島健一さん)、どっから見ても漫画の矢吹ジョー…あのハネた長い前髪が、実はキャップと一体のヅラであることは、映画を見ないと分かりません(爆)。007シリーズのQのような発明屋・崎山(綾田俊樹さん)なんか、ただの町工場のオヤジです。探偵以外のキャラは、徹底的にふざけていると思いますが、重たげにのしかかるストーリーとのバランスなのかもしれません。

 ちょっとイッてしまっている天才美容外科医・村山理沙子役の田中美里さん、血まみれのオペ姿、怖かったです。女優さんて、大変だと思う一方で、怖いよなぁと思います。演技をしているときは、やっぱり一線を越えてしまっているんでしょうか?

 事件に解決はない…というのは、前作で探偵553(池内博之さん)が、591に向けてたれた教訓ですが、本作の事件は…どうなったのかなぁ?

●監督・原作:林海象