ハルモニ
私的評価★★★★★★★☆☆☆
(2003日本)
『東京国際ファンタスティック映画祭』で「デジタルショートアワード600秒」の『泣き』部門の最優秀賞を受賞したドキュメンタリー作品です。
主人公は呉美保監督のハルモニ(おばあちゃん)、彼女の半生をナレーションと彼女自身の言葉で語るもの。
短い作品ですが、なんか、しんみり。
夫が亡くなったとき、「涙がすぐには出んもんや」といった件など、人生の大先輩の言葉に共感する部分もありながら、何かしら達観したようなハルモニの境地には、まだまだ自分は青臭いな、と恥じ入る感じで、日ごろ、ハルモニと同年代の両親に対して意識していないような心の揺らぎを覚えました。
『酒井家のしあわせ』の特典ディスクに収録されていました。
●監督:呉美保