一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

悪魔が来りて笛を吹く

私的評価★★★★★★☆☆☆☆

悪魔が来りて笛を吹く【DVD】

 (1979日本)

 3年ぶりのレビュー書き込みです。
 もう書き方も忘れましたし、はてなの入力フォームもすっかり変わってました。ですので、リハビリみたいな感じです。

 店長以下大勢の店員が薬物で殺害され、高価な宝石が奪われるという「天銀堂事件」の容疑者にされた椿元子爵が、警察の取調べの後、自殺してしまう。その後、元子爵の生存を疑う椿家で、砂占いを行うことになり金田一耕助西田敏行さん)が立ち会うことになったが、停電の後に砂上に現れた火炎太鼓の模様に、一同が騒然となる。その夜、玉虫元伯爵(小沢栄太郎さん)が、砂占いを行った部屋で絞殺死体となって発見されるが、その部屋は密室であった。


 個人的には、テレビ版横溝正史シリーズの方が良いと思います。
 が、いずれにしても、まぁエログロ・ドロドロの世界のハナシですから、正直しんどい描写も少なからずあります。そういう点で、あまり好きな作品ではありません。更に映画版は、妙海尼の設定が変わっていて、その辺の件も気に入らない点ではあります。

 上映当時は、東宝石坂浩二さんとテレビの古谷一行さんが演じる金田一が人気で、この2人のキャラがはまり過ぎていたせいで、他の俳優さんの演じる金田一はどうもしっくりこない感じでした。松竹版「八つ墓村」の渥美清さんは風体すら金田一風ではなかった(開襟シャツに麦わら帽子)ですし、本作の西田敏行さんは風体は金田一風のお釜帽と着物姿ながら、太めな感じがボクの中のイメージと違いすぎて、何とも言えませんでした。漁船をチャーターして淡路島に渡るシーンでは、「釣りバカ日誌」がダブって仕方なかったですなぁ(笑)

●監督:斎藤光