一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

星守る犬

私的評価★★★★★★★★★☆

星守る犬<Blu-ray>

 (2011日本)

 北海道のとある山中に乗り捨てられたワゴン車の中で、寄り添うように亡くなっていた中年男性と犬の遺体が見つかる。中年男性は約1年前に亡くなっていたが、犬の方は3ヶ月前に亡くなっていた。市役所に勤める京介(玉山鉄二さん)は、この時間差の意味するものが何なのか気になり、男性と犬の足跡を追うため、東京から北海道まで自家用車で旅をすることになる。やがて、男性は「お父さん(西田敏行さん)」、犬は「ハッピー」と呼ばれていたことが分かり、1人と1匹のおかしくも切ない旅の軌跡が明かされて行き・・・。




 たぶん、泣きたかった。

 それだけ。


 野犬だからといって、カンタンに傷つけないでほしい。

 原作でも、映画でも、そのシーンがどうしようもなく、泣けて、泣けて、仕方なかった。

 我が家の星守る犬、相棒が傷ついた夢を、また思い出して、号泣してしまった。

 ボクも、手に入らないものを求め続ける『星守る犬』だ。

●監督:瀧本智行 ●原作:村上たかし(コミック「星守る犬」/双葉社刊「漫画アクション」連載)