名探偵コナン 迷宮の十字路（クロスロード）

私的評価★★★★★★★☆☆☆

　（2003日本）

　東京・大阪・京都、5人の男が連続して日本刀や弓矢で殺害される。警視庁・大阪府警・京都府警の合同捜査本部による捜査で、殺された5人が揃って所持していた〝義経記〟という書物を、全て犯人が持ち去っていたことが分かり、彼らが古美術品を狙う窃盗団〝源氏蛍〟のメンバーと判明した。その頃、毛利小五郎（声：神谷明さん）は、山能寺の僧侶から依頼を受け、娘の蘭（声：山崎和佳奈さん）やコナン（声：高山みなみさん）らとともに京都を訪れていた。山能寺では8年前、12年に一度公開する秘仏が何者かに盗まれていたのだが、最近になって、その仏像のありかを示すという謎の判じ絵が届いたため、小五郎に絵の解読を依頼したのだった。謎の絵の解読のヒントを求めて京都市内を巡っていたコナンは、〝源氏蛍〟の連続殺人事件を捜査していた西の高校生探偵・服部平次（声：堀川亮さん）と合流し、彼の案内で鞍馬山を訪れる。ところがそこで、翁の面をかぶったライダースーツの人物が、弓矢で平次を狙撃する。コナンは平次のバイクで翁の面の人物を追走するが、逃がしてしまう。果たして、翁の面の人物は何者で、謎の絵の示す仏像はどこにあるのか？

　TVアニメ〝名探偵コナン〟の劇場版第7弾。

　引き続き、昨年夏のWOWOWでの劇場版シリーズ20作連続放送を録画したものを見返しております。

　京都が舞台。市内を巡る捜査、雰囲気いいですね。
　毎回甘々な蘭と新一の件は相変わらず面倒くさいんですが、今回は平次と和葉（声：宮村優子さん）の微妙な関係に、平次の謎の初恋の人が影を落とし、いつもと違う二人の恋愛模様が描かれます。
　謎解きもまぁまぁ、謎の初恋の人のくだりも、なんだかほんわかした結末で、ま、楽しめたかな。

●監督：こだま兼嗣　●脚本：古内一成　●原作：青山剛昌　●主題歌：倉木麻衣「Time after time～花舞う街で～」