一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

最高の人生の見つけ方

私的評価★★★★★★★★☆☆

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最高の人生の見つけ方』公式サイトより引用

 (2019日本)

 家庭のために生きてきた〈大真面目な主婦・幸枝(吉永小百合さん)〉と、会社のために生きてきた〈大金持ちの女社長・マ子(天海祐希さん)〉。たまたま同じ病院の、幸枝は一番安い大部屋、マ子は最高級の個室に入院していたのだが、ひょんなことから2人部屋で同室となる。

 デキる秘書の高田(ムロツヨシさん)にかしずかれ、かなり年下の夫で副社長の輝男(賀来賢人さん)が颯爽と見舞いに現れ、どこから見てもセレブなマ子だったが、幸枝は輝夫が病院の前で若い女と落ち合うのを見てしまう。一方の幸枝は見舞いに来たしっかり者の娘の美春(満島ひかりさん)に、頼りにならない夫の孝道(前川清さん)と息子の一慶(駒木根隆介さん)に代わって、「もしもの時」のことを頼もうとして拒まれる。どこかワケありの2人は、互いの唯一の共通点が、余命宣告を受けたことだと知る。

 その後、一時退院した2人。そこに幸枝から電話が入る。残りの人生にやりたいことなど何もないことに気づいた幸枝は、病院で出会った12歳の少女(鈴木梨央さん)が落としていった、人生を力いっぱい楽しみたいという夢が詰まった〈死ぬまでにやりたいことリスト〉を、「やってみようと思うんです」と──最初は呆れていたマ子だが、「自分のためです」という幸枝の弾んだ声に動かされ、気づいた時には「それ、私も乗るわ」と宣言していた。
「スカイダイビングをする」「ももクロのライブに行く」「好きな人に告白する」・・・、今までの自分なら思いつきもしないことを、出会った大勢の人々を巻き込んで、次々と成し遂げていく幸枝とマ子。

 ケンカもして大笑いもして、いよいよリストは残りわずか。
 しかし、この時の2人は思ってもいなかった。
 2人の出会いと友情を祝福するような〈ある奇跡〉が待っていることを──。
(『最高の人生の見つけ方』公式サイト「STORY」より引用)

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 auマンデイであります^ ^
 予定していなかったんですが、観たかった作品の上映時間をアレコレやりくりした挙げ句、結果的に午前中が空いてしまって、〝記憶にございません〟とどっちか選ぶことになって、たぶんこんな巡り合わせでもなきゃ、観ないだろーなーって方選んだワケです。

 大正解でした。

 なんかね、朝観て、サイコーに気分良くなる映画。
 泣いて、笑って、すっきりココロ洗われたカンジ。

 後半、多少展開に無理めな感じがないではなかったけど、まぁ、安定の予定調和オチ。分かっていて、安心して、泣ける、笑える、鉄板のハートフルコメディです。


 冒頭から、いきなりロケット打ち上げのシーンを、筑波のJAXAでモニタリングしてる秘書の高田。H-IIAロケットのボディには、MAKO & SACHIEの文字が……。なんと火星探査衛星を運ぶという! なんか知らんけど、ジワッと涙腺ゆるむ^^;

 ももクロの横アリのコンサートに参戦するマ子&幸枝with高田。恐らく1万5千人以上の超満員のヲタを前に、センターステージに上がって、ももクロと一緒に〝走れ!〟を歌って踊る。高田がステージの端っこで、ヲタ芸を打ちながら、盛り上げる。ジワりつつも泣ける(/ _ ; )

 ま、なんかしらね、人生楽しまなくっちゃなーってカンジ。

 後半はね、家族のこと、愛おしくて、仕方なくなっちゃった。

 天海さんの〝お父ちゃん!〟て、子どもみたいに泣きじゃくるとこ、めっちゃ泣いた(;o;)

 日々の生活の中に、ささやかな幸せを感じること。

 朝から、前向きになれた。


 天海さんの、ウィッグのバラエティ、いっぱい楽しませていただきました。ボクはショートカットが好み。

 吉永さん、70過ぎとは思えない美しいウェディングドレス姿。スカイダイビングに挑んだり、アイドルと一緒に歌って踊ったり、素敵な歳の重ねかたです。

 ムロさん、多芸多才の片鱗、伺わせていただきました。スカイダイビング降下後、地上に伸びていたムロさん。駆けつけた吉永さんに甘えて、ひざ枕をしてもらおうとにじり寄るも、天海さんの徹底阻止にあうところ、ニヒヒッて笑っちゃいました。


●監督・脚本:犬童一心 ●脚本:浅野妙子