一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

空の青さを知る人よ

私的評価★★★★★★★★☆☆

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『空の青さを知る人よ』公式サイトより引用

 (2019日本)

 山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい(声:若山詩音さん)。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね(声:吉岡里帆さん)。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉(声:松平 健さん)が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介(声:吉沢 亮さん)。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの(声:吉沢 亮さん)。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。
(『空の青さを知る人よ』公式サイト「STORY」より引用)

soraaoproject.jp


 auマンデイの3本目は、アニメ。
 〝井の中の蛙、大海を知らず。されど、空の青さを知る。〟
 あかねが卒業アルバムに残した、好きな言葉。
 31歳になったミュージシャンの慎之介と高校三年生のしんの(慎之介)が突然、同時に目の前に現れるって、不思議なファンタジー
 高校三年生のしんのの存在以外は、いたってノーマルでリアルな世界のお話。

 秩父を舞台にした背景画が美しい。
 ちょっとした映像に、ハッと心を奪われる。
 心の琴線に触れるような繊細な映像の中に、ダイナミックな音楽が絡む。
 バンド演奏の音圧がすごい迫力で飛び出す。あおいのベース、カッコいい。
 なんで、ゴダイゴガンダーラ?www でも、アレンジが、いまどきのロックのノリでイカシてる。
 声だけでも暴れん坊将軍感ハンパないマツケンさんwww なんか、ご当地ソング、面白そう。
 主要な登場人物の配し方が絶妙。適度に刺激を与えるけど、決して胸が悪くなるような人物は出てこない。みんな、心優しい。
 真っ直ぐな、あおいが可愛くて仕方ない。ただし、お父さんか歳の離れた兄貴目線くらいかなwww?

 最後は……ファンタジー全快www
 ま、いっか。
 で、最後にエンドロールで、本編の続きが……そうかぁ……^^

 一日の終わりをハッピーな気分で終えました。


●監督:長井龍雪 ●脚本:岡田麿里 ●キャラクターデザイン・総作画監督田中将賀 ●音楽:横山 克