ルパン三世 THE FIRST
私的評価★★★★★★★★★★
(2019日本)
初代ルパンがたどり着けなかった夢に挑め!
『カリオストロの城』から40年、新ヒロイン・レティシアとルパンの新たな物語。
かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗した秘宝ブレッソン・ダイアリー。
その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするといわれている。そんな伝説のターゲットを狙うルパン(声:栗田貫一さん)は考古学を愛する少女レティシア(声:広瀬すずさん)と出会い、2人で協力して謎を解くことに。しかし、ブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織の研究者ランベール(声:吉田鋼太郎さん)と、組織を操る謎の男ゲラルト(声:藤原竜也さん)が2人の前に立ちはだかる……。ブレッソン・ダイアリーに隠された驚愕の真実とは一体!?
パリ、メキシコ、ブラジル――
かつてないスケールのお宝争奪戦が幕を開ける!!
(映画『ルパン三世 THE FIRST』公式サイト「STORY」より引用)
あー!あざとい!
でも、メッチャ単純に感激しまくって、滂沱の涙を溢れさせちまったよ(ToT)
観たことあるような景色だったり、聞いたことあるようなハナシだったり、どうかしたらムチ振り回す考古学者だとか、ボディスーツで銃ぶっ放す墓場荒らしの女とか、シレッと出てきそうな雰囲気はあるんだけど、見せ方一つで、こんなにもスタイリッシュでスピード感溢れるエンターテインメントになるんだなって見本のような映画。てか、ルパン三世だから。アクション映画好きな日本人に対するブランド訴求力が、段違いだわ。
ストーリーの進行もテンポ良く、一切ダレることなくサクサク進んで、アクション的な見せ場も上手く配されていたので、観ているだけで爽快な気分にさせてくれます。
分かっちゃいても、レティシアに真実を話すくだりは、知らんうちにボロボロ涙こぼれてて、さらにそんな事実が隠されていたのカァッて分かると、もう止め処なく涙、ナミダ、なみだ……上手いなぁ、あざといとも言えるシナリオだけど、演出込みで、持ってかれたわ。
さらにさらに。エクリプスの遺跡に残された遺品に、もう感極まって、思わず声出そうになってまった。ここも、あざとい。駄菓子菓子。いや。だが、しかし。ルパンファンなら悶絶して喜ぶはずだわ。きっと。たぶん。かもね。ゴメン、そこまでコアなファンじゃないボクがわめいても、みっともないだけだーね。
とにかく、この冬サイコーに楽しめるエンタメに、間違いなし!
も一度、4D版が観たいぞ!