ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(Knives Out)
私的評価★★★★★★★☆☆☆
(2019アメリカ)
NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマーさん)が85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。
名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグさん)は、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることになる。
パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者。
調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく―。
(映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』公式サイト「STORY」より抜粋して引用)
予告編見てて、ダニエル・クレイグさんの探偵という役どころがおもしろそうだと思ったので、ちょっと期待して待ってました^^;
ふむ。おもしろかったです。
ただ、思ったほどシリアスな展開でも無くて、なんだかバカバカしくも情けないファミリー・ビジネスをシニカルに描いたドラマって印象でした。
とはいえ、予想に反した事件の真相には、なんというか、ヘェ〜って深くため息吐いてみたくなるような、微妙な感慨を覚えました。
また、遺言状公開の場面が『犬神毛の一族』かと思うほど展開が似てて、おおっと思ったんですが、その後の展開はまったく別物でした。
最後にバルコニーから見下ろす人物が手にしていたモノ、なかなか皮肉がきいてるなぁ。
●監督・脚本・製作:Rian Craig Johnson ライアン・ジョンソン