一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

暗黒女子

私的評価★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

暗黒女子 [Blu-ray]

 (2017日本)

あなたの予測をすべてブチ壊す驚愕のラスト24分!

 良家の令嬢が通う聖母マリア女子高等学院。ある日、学院の経営者の娘で、生徒たちの憧れだったいつみ(飯豊まりえさん)が校舎の屋上から転落し、謎の死を遂げる。やがて、彼女が会長を務めていた文学サークルの誰かが殺したのではという噂が立つように。いつみの親友で、会長の座を引き継いだ小百合(清水富美加さん)は、各自が創作した小説を発表し合う定例会のテーマを急遽、“いつみの死”に変更。定例会は明かりを消した部屋で闇鍋を食べることから始まるが……。


 世の中には〝イヤミス〟と呼ばれるジャンルのミステリーが溢れかえっていて、映像化もかなりされているらしい。
 てなことを、薄々気づいていながら、まぁエンカウントすることなければ、どーでもいーわ、くらいにのほほんと暮らしていたら、いつの間にかWOWOWを録りためたレコーダーのハードディスクが、けっこうな数の〝イヤミス原作の映画〟に侵食されていたという恐ろしい事実に気づいたワケだ。でも、まぁ食わず嫌いもなぁ、とか思いつつ、テキトーに見て、やっぱり気に入らんかったら、消去するか、てなカンジで、ときおり見てみることにしようかな、と。


 で、1発目が〝暗黒少女〟です。
 うん。苦手なタイプの人物ばっかり出てくるので、苦痛でした。
 だいたい〝女の園〟が、それだけで既にイヤなカンジしかしませんし、少女も苦手ですし、女性の二面性なんて、イヤな思い出しかありません。
 おまけに、冒頭数分、タイトルが出るまでに、すでにイヤ~な感じの結末が脳裏に浮かんでしまい、終盤はその確認作業になってしまいました。
 ほぼ、重要な部分は当たってましたし、ラスト24分に驚きなんてモノもなくて、ただただ予想どおり胸が悪くなるだけでした。
 それもこれも、出演者のみなさんの演技の上手さの賜物でしょう。
 てか、まんまと〝イヤミス〟原作者の思うツボにはまってる。

 うん。だけん、まぁ、二度と見ることはないでしょう。てことで、即、消去しました。
 うん。この映画を面白がる方とは、決して仲良くなれそうな気がしません。


※この作品の原作も〝イヤミス〟になるようです。原作は読んでいませんが、映画はすごく良かったのです。
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●監督:耶雲哉治 ●脚本:岡田麿里 ●原作:秋吉理香子(「暗黒女子」/双葉社刊)