一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

AI崩壊

私的評価★★★★★★★☆☆☆

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映画『AI崩壊』公式サイトより引用

 (2020日本)


AI暴走テロの容疑をかけられた天才科学者。
日本中に張り巡らされたAI監視網の中、
決死の逃亡が始まる!


 2030年。人々の生活を支える医療AI「のぞみ」の開発者である桐生浩介(大沢たかおさん)は、その功績が認められ娘(田牧そらさん)とともに久々に日本に帰国する。英雄のような扱いを受ける桐生だったが、突如のぞみが暴走を開始――人間の生きる価値を合理的に選別し、殺戮を始める。警察庁の天才捜査官・桜庭(岩田剛典さん)は、AIを暴走させたテロリストを開発者である桐生と断定。日本中に張り巡らされたAI監視網で、逃亡者・桐生を追い詰める。桐生が開発したAIを管理していたのは、桐生の亡き妻でありAI共同開発者の望(松嶋菜々子さん)の弟、西村(賀来賢人さん)。事件の鍵を握る西村も奔走する一方で、所轄のベテラン刑事・合田(三浦友和さん)と捜査一課の新米刑事・奥瀬(広瀬アリスさん)は足を使った捜査で桐生に迫る。日本中がパニックに陥る中、桐生の決死の逃亡の果てに待っているものとは? 一体なぜAIは暴走したのか? 止まらないAI社会の崩壊は、衝撃の結末へ――。
(映画『AI崩壊』公式サイト「STORY」より引用)

wwws.warnerbros.co.jp




 『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の監督さんのオリジナル作品らしい。大丈夫だろうか?


 結論から言って、まぁ、おもしろかった。
 ただ、予想に違わないストレートな展開、ストレートな事件の真相、あとは、アクション満載ノンストップでスリリングなストーリーにのめり込むだけ、かな?

 ある意味、壮大な茶番のようでもあるが、ちゃんとエンターテインメントのツボは押さえていると思うので、深く考えずに楽しんだ方がイイかもね。

 それにしても、AIだらけで雁字がらめにされ、空気の薄い世界を走り抜けるようなスリリングな画面が連続する中で、アナクロでアナログな足で稼ぐ刑事、ホント、一瞬でも息をさせてくれて、ホッとしますよね。
 三浦友和さんは、いつも、どんな役柄でも、観覧者に安心感を与えてくれます。


 あと、娘がサーバールームで家族の写真をなくす伏線、あざといなぁ、と思いました。


 果たして、10年後、この映画はどんな評価をされるのでしょうか? たぶん、もっと早く、こんな時代に突入しそうですけどね。



※この作品の脚本・監督さんだそうです。
vgaia.hatenadiary.org

●監督・脚本:入江悠