ブラック校則
私的評価★★★★★★★☆☆☆
(2019日本)
さえない青春を生きていた高校生・創楽(佐藤勝利さん/Sexy Zone)と親友の中弥(髙橋海人さん/King & Prince)。彼らが通う高校には理不尽に生徒を縛り付ける校則=“ブラック校則”がはびこっていた。ある朝、登校してきた1人の女子生徒に創楽は心を奪われる。彼女の名前は希央(モトーラ世理奈さん)。生まれ持った美しい栗色の髪を黒く染めるよう強要された希央は、反発して不登校となり、退学寸前に。そして創楽と中弥は決意する。「ブラック校則をぶっ壊す!」。
1人では何もできなかった2人が、恋するあの子のため、そして500人の生徒の青春を取り戻すために、ブラック校則と大人たちに立ち向かう!恋と友情の行方は?果たしてブラック校則は?
(『ブラック校則』公式サイト「STORY」より引用)
auマンデイであります^ ^
予定していなかったんですが、観たかった作品の上映時間をアレコレやりくりした挙げ句、結果的に午前中が空いてしまって、〝記憶にございません〟とどっちか選ぶことになって、たぶんこんな巡り合わせでもなきゃ、観ないだろーなーって方選んだワケです、って、前にも書いたな^^; この伝でいくと、〝記憶にございません〟は劇場では見ないままという気がするが、仕方あるまいwww
ブラック——なんだろうな、今どきなら。
オッサンの高校時代なら、別に普通だと思ったけど。
たぶん、指導の仕方、言い方なんだろーな。と、思う。
ま、それはさておき。
ブラックな校則を変えるという、威勢の良い話かと思ったら、主人公のキャラがヘタレ過ぎて、とにかくなかなかカタルシスを味わえない、意外とドMな展開でして、そんなこんなでモヤモヤ、ヤキモキしてるうちに、なんか知らんが、校舎の裏の巨大な落書きから、生徒たちの校則に対する真面目な反応やら諦めやら色んな感情とかが透けてきて、意外と硬派かも、なんて風にも思わせられたり。
ヒロインが、絶妙にブサ面メイクなのに驚きましたが、観ているうちに、気になって仕方なくなるのです。脇の美男美女たちが没個性的に見えてしまうような、不思議な輝きを放っているモトーラ世理奈さんは、今後、要注目かも知れません。個人的には、目許涼しげな一重まぶたがイイと思うので、あんまりパッチリお目目に変身しないでほしいかも^^;
ま、ストーリーは、それなりに分かりやすい展開(むしろ中盤からは、バラ撒いておいたすべての伏線の回収の仕方が、次々と透けて見えてしまうくらいに分りやすい展開)ですし、ちょっと泣ける友情ネタもチラホラ仕込まれてますし、悪くはないと思いますが、また観たくなるほどでも無かったかな?
脇の薬師丸ひろ子さんが観たくて、期待に違わぬ怪しい掃除のオバさんぶりに敬意を表して、★7つ。
※理不尽な校則と反則教師に抗う生徒たちといえば、この映画。年明けのアニメ版も楽しみです。
あれ? 監督の姓がいずれも菅原さんなのは、偶然のイタズラ?
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●監督:菅原伸太郎 ●脚本:此元和津也