一応、邦画劇場

過去の自分、現在の自分、そして未来の自分に向き合う映画鑑賞

プリンセス トヨトミ

私的評価★★★★★☆☆☆☆☆

プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション

 (2011日本)

堤真一綾瀬はるか岡田将生ら豪華キャストの競演で万城目学のベストセラー小説を映画化。ある日突然、大阪府で一切のビジネスが一斉に停止してしまう。その真相は……。

 ある年の7月8日の午後4時、大阪府で突如としてありとあらゆるビジネス活動が一斉に停止してしまう……。その4日前、会計検査院の3人、上司の松平(堤真一さん)と2人の若い部下、鳥居(綾瀬はるかさん)と旭(岡田将生さん)は東京から大阪へ出張し、何も問題がなさそうな財団法人“OJO(大阪城趾整備機構)”の調査を開始。やがて彼らは大阪の地下深くに1615年の大坂夏の陣以来、徳川家に反抗した大阪人たちが豊臣家の遺産というべき大阪国を築いていたことを知る。
WOWOWの番組内容から引用)



 『大山鳴動して鼠一匹

 中井貴一さんが正体を明かした後から、妙に話が胡散臭くなって、大きく膨らませた風船が大爆発起こすかと思えば一気に冷え込んで、しょぼんてなってまうような展開にガッカリさせられた。

 父と息子の親子愛を妙に特別視(神聖視?)してて、感動するより引いてしまった。

 この監督は、大仰なBGM使うの好きだな^^;

 中井貴一さんといい、堤真一さんといい、大仰なBGMがお似合いすぎて、苦笑いだったわ。

 そんな中で、ひとり浮ついて見える綾瀬はるかさん。

 最後はヘタくそな大阪弁まで喋ってて、ぽかっと口開いてもたわ。

 オープニングの大阪夏の陣のシーンをエンディングで回収する辺りもそうだけど、隠していた事実(秘密)を明かすくだりが、全般的にくどい印象。

 亡き父親の面影も、ちっとも感情移入できひんかった。

 笑かそうとする小ネタも、ことごとく笑えんかった。

 結論。茶番だ茶番だ!

 結局8年くらい前に観たときと、大して感想変わらんかったなぁ……久々に観たら、感動できるかも、て思ったんやけどなぁ。



万城目学さん原作の映画
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鈴木雅之さんの監督作品。鈴木さんの作品は、イマイチボクの好みに合わないかもしれません。
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●監督:鈴木雅之 ●脚本:相沢友子 ●原作:万城目学(小説『プリンセス・トヨトミ』/文藝春秋刊)